オランダのインドネシア支配は有名だが、オランダは1622年から台湾も支配していた。 長崎・平戸生まれの鄭成功(母・日本人、父・支那人)が手勢を率いてオランダ人を台湾から追い払った。 当時の支那は、明が清に滅ぼされた直後だった。鄭成功は父の国(明)王室の復興のため、何度も清の軍隊と戦ったが成功せず、再起を図るため台湾に渡り、そこを支配していたオランダ軍と衝突し、オランダ軍は破れバタビアに撤退した。 これは20世紀に日本が出現するまで、アジアの軍事力がヨーロッパの軍隊を撃退した最初の事件だった。 日本では近松門左衛門の戯曲「国姓爺合戦」によって、鄭成功の明朝への忠誠物語が知られている。 |