スペインが世界の覇権を握っていたのはほぼ1世紀たらずである。 覇者としての地位を失ったのは1588年に、その無敵艦隊(アルマダ)がイギリス艦隊に敗北したことを契機としている。大西洋での制海権を失い、スペインの覇権が衰え、オランダ、フランス、イギリスが勢力争いをする時代に入る。 イベリア半島のスペイン、ポルトガルは、16世紀の世界経済の中心でありながら、そこから上がる利益をただ消費するだけで、それが失敗の原因といわれる。 16世紀のスペインの人口は500万人くらい、ポルトガルは100万人くらいだった。 非白人は防衛力を持たなかったため、こんな小さな少数民族の国に全世界を支配されてしまったのだ。 |
参考文献 | 歴史年表 |