大正13年(1924)に加藤高明を首相とする護憲三派内閣が成立すると、加藤は「普通選挙法」を成立させた。これによって納税額に関わらず、25歳以上の男子全員に衆議院議員の選挙権が与えられた。 このとき女性には選挙権が与えられていない。徴兵制のある国では、兵役の義務を負っている男子にまず選挙権が付与され、女性に対する選挙権付与は遅れるのが普通だからである。 徴兵制が敷かれているスイスなどで、女性の選挙権が認められたのはなんと1971年である。日本で女子に選挙権が与えられたのは昭和20(1945)年だからスイスは四半世紀も遅れている。 徴兵制が敷かれていた国としては、日本は一番進んだ民主主義国だった。外国から催促もされずに自発的にそこまで進んでいたのだ。 しかし、戦後の自虐・反日史観ではこういった日本のよい点についてまったく触れようとしない。 昭和3(1928)年、第1回の普通選挙が行なわれ、政友会が第一党となった。 |
参考文献 | 歴史年表 |