「ルーズベルト大統領と日米戦争」

アメリカ歴史学の権威チャールズ・ビアード博士は、終戦間もない1948年、アメリカの公式資料に基づいて「ルーズベルト大統領と日米戦争」の著書を発表した。この中で、博士は、日米戦は好戦大統領の周到な準備で日本を挑発し、仕掛けた謀略、つまりアメリカの一方的侵略戦争であったことを痛烈に批判した。
この本によっても、ルーズベルトがアメリカ国民自身と日本国民とを同時に騙して、無謀な戦争に突入したことが明らかになった。

戦後アメリカの詩人コーエン氏は、このビアードの本を大学の図書館で読んで仰天した。アメリカが戦争を仕組み、無実の日本の指導者を処刑したことに、心から詫びたい気持ちでいっぱいになり、わざわざ来日して、巣鴨処刑場跡の記念碑の前で次の詩を書き遺した。

ああ、アメリカよ、汝は法を曲げ、正義を踏みにじった。ジョージ・ワシントン、アブラハム・リンカーン、今黄泉にて汝の非道に涙す


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参考文献 歴史年表