平成20年(2008)、ダライ・ラマが日本を訪問した。これに対して日本政府は誰も迎えなかった。 フランスのサルコジ大統領はダライ・ラマと対面して、支那から盛んに文句を言われた。しかしサルコジは全然気にしなかった。 ドイツのメルケル首相もわざわざダライ・ラマを公邸に招いた。アメリカ大統領のブッシュも、ダライ・ラマがアメリカを訪問したとき、彼をお迎えして長い時間歓談した。 先進諸国はダライ・ラマを政府が遇している。しかし、日本では野党議員、与党議員が個人の資格で何人か来るが、政府がきちっとしたかたちでお迎えしたことは一度もない。仏教国であり、ダライ・ラマ法王は独立を求めているわけではない。高度の自治を求めているにすぎない。われわれの文化文明をわれわれのものとして継続していきたい、チベット人の生き方をしたいという、至極まっとうなことしか望んでいない。こうした人々を、虐殺と弾圧と民族浄化作戦でつぶしてきたのが支那共産党である。 |
参考文献 | 歴史年表 |