八紘一宇(はっこういちう)

全世界を一つの家にすること。
初代の天皇である神武天皇が橿原(かしわら)で即位した時の勅語の一節「八紘を掩(おお)いて宇(いえ)となさむこと、またよからずや」と言ったという「日本書紀」の記録に基づく言葉で、「先住の人種たちも含めて一つの家族になろう」という建国の理想からきている。
これは大東亜共栄圏のスローガンの一つとして掲げられたものだが、日本はこれを実行した。
ナチスのユダヤ人差別と迫害は日本の根本方針に反するというのであった。

世界平和を願ったものなのだが、日本を占領したGHQ神道指令でこの語の使用を禁止した。GHQは、八紘一宇を「日本を侵略戦争にかりたてた世界征服思想」と決めつけた。

大辞泉という辞書には「第二次大戦期、日本が海外侵略を正当化する標語として用いた」などと馬鹿らしい説明が平気で加えられている。GHQに洗脳されたままである。

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