下関条約(1995年)

日清戦争が日本の圧勝に終わり、明治28(1895)年4月に伊藤博文と李鴻章のあいだで講和条約が結ばれた。
条約の主要点は以下の3点である。

  • 清国は朝鮮の独立を承認すること
  • 清国は遼東半島台湾、澎湖列島を日本に永久割譲すること
  • 清国は賠償金二億両を日本に支払うこと

この条約の重要なのは清国が朝鮮を一つの独立国として認めることであった。
これで朝鮮にはやがて「大韓帝国」が誕生することになる。長く支那属国であった朝鮮に皇帝が誕生するのは史上初めてのことである。朝鮮にいたのは皇帝ではなく、王である。百済王、新羅王、朝鮮王など、多くの王が存在した。
朝鮮ではやっと中華思想の呪縛が解けたわけだ。

この条約に関して清国の李鴻章はロシアに干渉することを求めた。それがこの直後の三国干渉となり、日本は遼東半島を返還させられることになる。

  三国干渉

反日史観では、日清戦争を「朝鮮に対する覇権争い」などと強調して、朝鮮の独立という一番重要な点をわざとぼかしている。

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参考文献 歴史年表