大政翼賛会発足

昭和16年(1941)10月、近衛文麿首相を総裁として挙国一致の戦時体制確立の指導組織である「大政翼賛会」を創立した。すべての政治団体は解党し、日本に政党はなくなった。大戦中の帝国議会は、臨軍代議士381人と、そうでない代議士85人からなっていた。
ただし「大政翼賛会」は政党ではない。これに参加するため自ら政党を解散した代議士たちは、別に「翼賛議院同盟」を結成したのであって、強権により政党が解散させられたというのではない。また、帝国議会も存在しており、憲法の下で予算議決権も内閣不信任の権限も持っていた。
この時期に日本で「ファシズム」が台頭してきたといわれているが、この言葉には注意が必要である。

  ファシズム

この点については戦後、日本人は戦勝国のプロパガンダに洗脳されているため理解できてない者が多い。

  翼賛選挙


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参考文献 歴史年表