廃藩置県

明治維新期の明治4(1871)年に、明治政府がそれまでの藩を廃止して地方統治を中央管下の府と県に一元化した行政改革のこと。


当時まで長く士農工商の最上位にあった武士階級が、自ら進んで特権を放棄し、中央集権国家形成に協力した。多少のいざこざがあったが、私益を捨てて国家中心に向かった。武士が特権を捨てて平民になる、この革命を外国の史家は、武士の集団自殺に等しい決意だと驚き、その国益を優先する覚悟を絶賛した。

当時世界は弱肉強食の時代で、力(軍事力)が絶対支配の時代だった。軍事力を強化し、外国の侮りに屈しないためには、国を富ませねばならない。国を富まして兵力を養う富国強兵政策こそ、明治維新の素晴らしい選択だった。

  富国強兵・殖産興業


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参考文献 歴史年表