アメリカの8月17日通告

大西洋会談から戻ったフランクリン・ルーズベルトは、8月17日に野村大使に二通の文書を手交した。
第一の文書は「もし日本が隣接諸国に対してこの上侵略的政策を取るならば、アメリカ政府はアメリカの権益と安全のため必要なあらゆる手段を取る」旨の通告書で、大西洋会談の申し合わせを実行したものであった。
この種の通告書は歴史的慣行から見てたった一つのこと、すなわち「戦争警告」を意味しかなかった。

もう一つの文書は、首脳会談に原則的に賛成するとの回答であり、ルーズベルトは野村との会見では終始上機嫌で、会見場所としてアラスカを提案したり、期日として月中旬を示唆するほど、話が進んだ。

この通告に対して日本は8月28日に回答を送る。

  8月28日回答


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参考文献 歴史年表