昭和14年(2002)、拉致問題の解決を図るため、首相の小泉純一郎は平壌を訪れ、日本人拉致を指示した金正日と会談した。この会談で金正日は日本人の拉致を認めた。そして、金正日は13人のうち、4人生存、8人死亡、1人不明などとほざいた。それを聞いた小泉ら訪朝団は、「あ、そうですか」と返事して、のこのこと帰国してしまった。 金正日が拉致の事実を告白したことは、北朝鮮がいかに犯罪国家でありテロ国家であるかを天下にさらけ出したということである。 さらに金正日は不審船も北朝鮮の仕業であることを認めた。武装した北朝鮮の工作船が日本近くをうろちょろして怪しげなことをやっていた。 拉致にしろ工作船にしろ金正日は知らないことだったと嘯いた。軍事国家である北朝鮮で、その独裁者の金正日が知らないわけはない。 しかし、工作船についてあくまで北朝鮮を弁護しようとする勢力が日本にいる。 北朝鮮が日本との国交正常化を求めるのは金が欲しいだけ。賠償金(何の賠償だか知らんが)であれ経済援助であれ、とにかく日本から金を引き出さなければにっちもさっちも行かないところに追い詰められている。 北朝鮮が拉致や工作船のテロ行為を認めたのは、テロ国家、悪の枢軸と決め付けるアメリカの圧力があったからである。 合意した「平壌宣言」には「拉致」「不審船」等の文言はなく、「正常化交渉で経済協力の具体的規模と内容を協議する」などが盛り込まれた。 |
参考文献 | 歴史年表 |