19世紀半ばから20世紀前半にかけて白人国家において現れた、黄色人種を蔑視し、差別する考え。 近代の黄禍論で対象とされた民族は、主に日本人と支那人であった。 日本が日露戦争で勝利し、次第に欧米列強に匹敵するほどの国力を持つようになり、アメリカなど欧米諸国への黄色人種の移住が増えていくと、黄色人種に対する警戒感・恐怖感が高まり、黄禍論に結びついていった。 日露戦争が世界史の流れを変える出発点になった。 日露戦争 近代黄禍論の主な論者はドイツの皇帝ヴィルヘルム2世だったが、アメリカ、イギリス、ドイツには多くの指導者がその考えに同調していた。 |
参考文献 | 歴史年表 |