北伐再開(第二次北伐)後、4月中旬には早くも国民革命軍(北伐軍、南軍)は山東省の首都・済南を包囲する態勢になった。済南には邦人が1810人(うち女性829人)いたが、第二の南京事件が起こる危険性が出てきた。 南京事件(1927年) 現地からの出兵要請を受けた田中義一首相は熟慮の結果、4月下旬、済南に出兵を行なった。出兵そのものに対してはアメリカなどは歓迎していた。アメリカ人の保護がなされるという理由からである。 ここで恐ろしい虐殺事件・済南事件が発生する。 済南事件(1928年5月) |
参考文献 | 歴史年表 |