昭和27年(1952)4月28日、前年の9月に締結されていたサンフランシスコ講和条約が発効した。 GHQの占領は終了し、一応名目上は日本は独立国に復帰したことになっている。 ところが日本ではこの日を「独立記念日」とされていない。このため終戦後の占領も、独立も、忘れられてしまっている。その一方で、5月3日はあの恥辱の日本国憲法の記念日として祭日になっている。戦後歴史観の悪しき影響のひとつである。 この条約発効で主権は取り戻したのだが、アメリカは日本が今後も自分が作ったシステムを維持するよう、縛りを入れていた。ひとつは日米安全保障条約の同時締結であり、もうひとつが東京裁判史観の堅守であった。 日米安全保障条約 |
参考文献 | 歴史年表 |