ハイチはもともと独立国だった。第一次世界大戦がはじまると「ドイツ軍が潜水艦基地をつくる恐れがある」「米国人居留民を守る」などといった口実でアメリカは海兵隊を送り込み1915年に「戦略的占領」をしてしまった。 アメリカはそのまま約20年にわたって占領し続けた。これはどんなに言いつくろったところで侵略であろう。 それに比べ、満州事変を起こした関東軍は19年も居座らなかった。満州事変からわずか1年後に満州国建国宣言が行われた。これは事後処理としては決して悪くないし、民族自決の観点からいえばむしろ筋の通った話である。 満州国建国(1932年) ところが、東京裁判ではアメリカのハイチ侵攻は侵略ではなく、満州事変は侵略とされた。 |
参考文献 | 歴史年表 |