第一次世界大戦中に起こったロシア革命により成立したソ連は、ワシントン会議に参加することなく、九ヶ国条約にも制約されず、自由にアジアを侵略する。 大正10年(1921)には、蒙古の西に位置するタンヌ・ウリャンハイという、あまり注目されないところにソビエト軍が侵入し、最初の衛生国であるトワ人民共和国を樹立した。 ソビエト・ロシアの軍隊は白系ロシア人追撃に名を借りて外蒙古に侵入、傀儡の蒙古人民革命党を利用して大正13年(1924)に2番目の衛生国である蒙古人民共和国を樹立した。 これら衛生国を足場にして、満州、北支那、蒙古に働きかけた。これによってソ連の極東の共産化が容易になった。 日本は危機感を抱いたが、アメリカは鈍感で、何の対抗策も講じなかった。 シベリア出兵(1918〜1922年) 蒙古人民共和国は1990年のソ連の崩壊により社会主義が放棄され、現在は「モンゴル国」となっている。 |
参考文献 | 歴史年表 |