国共合作が終了(第一次国共合作終了)した後、1927年(昭和2)7月に汪兆銘は武漢政府と南京政府との合体を提案し、蒋介石も了承した。 そして、同年9月に南京政府が武漢政府を取り込んで国民党政権の統一が成立した。 このとき、武漢政府は一つの条件を出していた。それは蒋介石の下野だった。南京政府と合併してもいいが、共産党追い出しにはじまるこの混乱の責任をとって蒋介石は身を引くべきだという一種の権力闘争があった。 この条件に応じた蒋介石は、1927年8月、政府と国民党のポストから身を引いた。 |
参考文献 | 歴史年表 |