「平和と戦争」

敗戦後の昭和20年(1945)12月8〜17日の間、日本のすべての日刊新聞は「太平洋戦争史」なる捏造した歴史を毎日掲載させられたが、そのベースとしたのはアメリカの戦時プロパガンダの歴史編集文書である「平和と戦争」である。

アメリカ国防省は、終戦前の1943年に、この「平和と戦争」というタイトルの、アメリカ側から見た「太平洋戦争史」を編集していた。そして、戦後に日本を占領するや否や、文部省にこの「平和と戦争」を教材として利用することを命じた
「平和と戦争」はアメリカ国務省がアメリカの戦争目的を正当化するための宣伝文書、つまり戦時プロパガンダにすぎない。その中には、第二次世界大戦は「日独伊ファシズム対英米ソ民主主義」の戦いであり、邪悪なファシズムが負けて民主主義が勝ったということが、懇切丁寧に書かれている。このアメリカ側の戦時プロパガンダをベースとした太平洋戦争史観が戦後教育の中に持ち込まれ、日本はファシズムの国で、アジアの近隣諸国を侵略した邪悪で残忍な国家だという史観が日本国民に刷り込まれた。
この歴史の見方が今日本の歴史教科書で教えている「太平洋戦争」の根本に横たわっている。

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参考文献 歴史年表