一言でいうと、貧富の差を憎み、私有財産を否定する思想。 「貧富の差」は大昔からずっとあったが、金持ちはほんのわずかでほとんどの人は貧しかったために、貧しさなどたいして気にならなかった。ところが1760年代にイギリスで起きた産業革命が普及して生産力が伸びたことで、「中産階級」(ブルジョワジー)が急激に増え始めた。金持ちと貧乏人の割合が4対6くらいになると、必然的に、貧乏が意識され、金持ちが雲の上の存在ではなくなった。ここで初めて「貧富の差」が意識されるようになったのだ。 そこで登場したのがカール・マルクスだった。彼は、「君たち賃金労働者(プロレタリアート)は、ブルジョワジーに搾取されている」などといって貧民達を扇動し、彼らの嫉妬心を掻き立てた。金持ちが賃金労働者をこき使い、富を独占しているのは不公平である、というわけだ。 マルクスのこの主張がロシア革命を引き起こすほどまでに熱烈に支持されるようになったのだ。 マルクスによれば、資本主義が成熟したとき、プロレタリアートがブルジョアジーを暴力で倒すのが共産主義革命という。 1917年にロシア革命が起こって、共産主義思想がどっと蔓延した。はじめのうちは人道主義的な社会主義だった。ところがこれに共産主義が結びつくと「政府転覆」、アナーキズムが結びつくと「国家廃滅」という方向に進む。共産主義のいちばんの狙いは「君主制をなくす」ことだった。コミンテルンは日本共産党に対して「天皇をなくせ」という指令を発し続けた。 以下に辞書の解説を載せるが、読んでもよくわからない。
わざとわからないように説明しているとしか思えない。なぜそんな事をするのかはわからんが。 唯物史観
共産主義国の現実は、貧しい社会である。貧富の差は日本よりも大きい。共産主義国の現実は貧富の差がますます広がり、国ごと外国の援助・借金を当てにして市場経済のビジネスチャンスを奨励し、「私有財産制」を推し進めている。共産主義の柱というのは、あくまでも資本主義をつぶすことにある。資本主義を打倒して、新しい社会をつくること - これが共産主義の目的である。 共産主義が否定してるのは私有財産制だけではない。信仰の自由も、相続も、結婚も否定している。
これもよくわからないが一番まともなのだろう。 |
参考文献 | 歴史年表 |