新官僚

昭和5(1930)年ごろ、統帥権干犯問題が起こり、陸軍青年将校右翼社会主義の影響を受け始めた。軍部が内閣の力をそぐのを見て、官僚たちも政党政治を軽視し始めた。自分たちは「天皇の官僚」であるという意識が芽生え、自分たちは天皇に直属すると考えるようになった。
自由主義経済では貧富の差が出た。不景気の今こそ、国が経済を統制して私有財産を制限すべきだ。官僚たちは自分たちの出番が来たと思ったのだ。
こうして「親軍部」「反政党」となり、右翼社会主義に染まった官僚が新官僚である。

彼らの次に登場するのが「革新官僚」と呼ばれる連中である。

  革新官僚


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参考文献 歴史年表