東京裁判を一言で簡単に説明するとすれば「戦勝国による復讐の儀式、茶番劇、インチキ劇、リンチ」あたりの表現が最適で、詳しく学ぶ時間のない人はそう覚えておけば世間で赤っ恥をかくことはない。 「東京裁判」が「裁判」とは言えない茶番劇にすぎなかった理由は以下の通り(それぞれの理由の詳細をさらに下に列挙)。
1.事後法
2.戦争そのものの裁判
3.指導者個人の断罪
4.戦勝国の戦争犯罪不問
5.判事の選定
6.有条件降伏の条件無視
7.侵略戦争の定義
8.共同謀議の捏造
9.決着済み裁判の断罪
10.その他の個別問題
ただし、検事と弁護人がいたことは救いだった。これにより公正の歴史を調べる人間にとって大変貴重な資料が残ることになったからである。検事側と弁護側が激しい論争を行い、もしもこの「裁判」がなかったならば知られなかったであろう当時の日本の歴史と、そこに動く人間たちの行動、あるいは対応する諸外国の動きを実に明快に描き出してくれたのだ。 東京裁判の判決 |
参考文献 | 歴史年表 |